看護師の仕事は重労働で、人の健康や命を預かる仕事ですから、肉体的にも精神的にも過酷な仕事です。また、日々進化し、複雑化する医療に対応するために常に勉強が必要です。大変ですが素晴らしい、やりがいのある仕事とも言えます。しかし、看護師は他の職種に比べると転職をする率が高いそうです。あるデータによれば看護師の約8割の方が転職をした経験があり、そのうちの約半分の方が2回以上の転職をしているということです。しかし、転職と言っても看護師を辞めて全く違う職種に変わる人ばかりではなく、違う病院に変わるという人も多いようです。転職を考える理由には人間関係や不規則な勤務形態などの場合もあるようで、より良い勤務先を求めて転職をするようです。
看護師が新しい勤務先を探すには、ハローワークや求人情報誌、新聞のチラシ、また最近ではインターネットを利用するのも方法ですが、看護師専用の「転職エージェント」で探す方法もあります。「転職エージェント」とは厚生労働大臣の認可を受けた職業紹介所で、正式には「有料職業紹介事業所」と呼ばれる民間の企業のことです。転職を希望している人と、人材を求めている病院やクリニックなどの医療機関との仲介を行います。転職エージェントを利用するには会員登録をします。専任のキャリアアドバイザーが担当につきますので、自分の希望や条件を伝え、自分にあった勤務先を探して紹介してもらいます。求職者が転職エージェントを利用するのに費用は一切かかりません。
先日、震災から1年という時期に被災地での看護師や保健婦、助産婦などの看護職の人たちの活動に関する広告記事が新聞に掲載されていました。テレビや新聞などで、被災地の悲惨な状況や津波の映像などを見る機会は何度もあったのですが、医療支援のことや看護活動のことを知ることはあまりありませんでした。今回の震災では「被災支援ナース」と呼ばれる災害支援の研修や訓練を受けた看護職の人たちが全国から派遣され、24時間体制で活動されていたとのことです。活動の内容は、急病人や避難者の対応や、感染症拡大防止、飲料水・食事の確保、寝床の確保やトイレの工面などの他に、実にさまざまな面で被災地や被災者の支援をされていたようです。被災地で医療活動、看護活動をしている人の中には自分自身が被災者で、家を流されたり家族を亡くされたりした人もおられたそうです。そのような状況のなかで自分のためではなく、誰かのために仕事をされているということに、頭が下がる思いがしました。時間がたつごとに被災地のニーズも変わってきます。形を変えて支援を続けていくことが使命と書かれていました。この記事を読んで、ますます「看護師はすばらしい仕事です」ということを感じました。
